ある日転校してきた一人の女の子に一目惚れしたことをきっかけに、己のドMという性癖を治す決意をする主人公であったが、弟を他の女にとられたくない姉、実はブラコンの妹、主人公大好きな幼馴染は、そんな主人公に協力して性癖改善を手伝うと言う。・・しかし、それは建前であって、本音は弟を取られたくないが為に性癖を治す治療と称して行われるハードで変態なプレイに主人公の想いは右往左往することに。ドロドロな展開もなく、ラブコメディな要素満載で描かれているため、明るく楽しめるように作られている。さあ、みんなでドMを克服しよう！(笑)
えむリア！ げっちゅ屋Ver. OPムービー
原画：蜜桃まむ、Xe
シナリオ：草薙、ORU、小林教
アーティスト：小宮真央
作詞/作曲：小宮真央／Yamajet早速起動してみます。
まずはタイトル画面から、各種設定はコンフィグを押して微調整が可能です。
Story開始！主人公である
島津 慎二(しまづ しんじ)くん。
慎二「待って！待って～！お願いだからちょっと待ってってば、お姉ちゃん！いや、お姉様！お願いだからスト～～ップ！」
慎二君の悲鳴が静寂な住宅街に響き渡ったとか渡らなかったとか。
鎮乃「うるさいわよ、慎二。こんな時間に、そんな大声張り上げて。少しは近所迷惑を考えなさい。」
と慎二に怒る姉の鎮乃さん。
島津 鎮乃 （しまづ ふみの） CV：唯香
身長：162cm スリーサイズ：B90（G）/ W57/ H85 血液型：A型慎二「近所迷惑の前に弟の迷惑も少しは考えて！」と言い返す。
そこへ、一人の少女が慎二を庇う様に言う。
遥「そ、そうだよ、鎮乃ちゃん、耶沙ちゃん。慎くん、怯えてるよ？もうからかうのはやめてあげようよ？ね？ね？」
左 相良 遙 （さがら はるか） CV：歩サラ
身長：167cm スリーサイズ：B98（I）/ W60/ H90 血液型：B型慎二の姉二人を遥は宥める。
耶沙「相変わらずハルちゃんは甘いのね。そうやって甘やかすから、シンジの奴、いつまで経ってもこのままなんだよ」と言い返す。
中央 島津 耶沙 （しまづ やすな） CV：蓬かすみ
身長：154cm スリーサイズ：B92（H）/ W55/ H84 血液型：O型鎮乃「そうよ。だから家族として、心を鬼にしてやらなきゃいけないの。むしろそれが愛情なのよ」
遥「で、でも～！こんなに怯えてるんだよ？ほら、がたがた震えてて、凄く可哀想だよ～！」
鎮乃「恐怖と苦難を乗り越えた数だけ人生の価値は上がるのよ。それに、そもそもこれって、本人が自分から頼んできたことなんだから。」
慎二は姉の言葉に対し、頼んでいないと言う。
どうやら女二人にカミソリを持ちながら迫られていたようだ。
頼まれていないと必死に叫ぶ慎二の声は、一体どこまで響いていったのだろうか？
抵抗する慎二に鎮乃が言う。
鎮乃「往生際が悪いわよ。慎二。覚悟を決めて、その汚い粗末なおちんちんをこっちによこしなさい」
耶沙「そうそう。どうせ付いてても使うかどうか、分からないんだし。男らしく、すぱーっと切っちゃえばいいのよ」
(なるほどそれは男の娘らしい。)
慎二「やめて！死ぬまでこいつとは連れ添うつもりなんだから！俺達の関係を引き裂かないで！」
遥「そうだよ！それがなくなっちゃうと私も困るし、だからもうやめてあげて、二人とも～！」
(ここで遥が慎二くんに対して、ああ好意あるのかなということが分かります。そしてこれが茶番なのではないかということも・・)
ハル。と慎二は遥の事をそう呼ぶも、慎二を庇おうとする遥の腕が首を絞めていく。苦しそうな慎二。
慎二「あ、でもおっぱいが顔に当たって・・やわらかい。柔らかくて苦しくて・・うぇえぇぇええ」
慎二の顔に胸が当たっていることに気づいた遥は思わず慎二にビンタをしてしまう。
耶沙ですら慎二を心配するほどのものだったらしい。吐き気がすると慎二はいう。
謝る遥に、それを許す慎二。気持ち悪くなったのか慎二は気絶する寸前のブラックアウトしていく感覚を味わいながら、また遥の胸の柔らかい胸の感触を感じていた。
鎮乃は呆れながらも言った。
鎮乃「さあ、茶番はそこまでよ。気絶するならそれはそれで好都合。静かになった今のうちに・・・やるわよ、耶沙」
耶沙「アイサー、フー姉！」
眠りに落ちるように、感覚がすぅっと消えていく。
気づけば自分の部屋のベッドの上で朝を迎えていた。
夏は去ったとはいえ、未だに日の出の時間が早い今の季節では日中にその名残を感じさせることもあり、朝陽が差し込んでいるこの時間ではひんやりとした空気ばかりでむしろ心地良かった。
思いっきり背伸びをして、開けっ放しだった窓から滑り込む空気を肺いっぱいに吸い込む。
眠気もとれて目がぱっちりした慎二は手早く着替えては部屋を後にする。
姉である鎮乃に挨拶をする。
慎二「お早う、姉ちゃん。相変わらず早いね」
鎮乃「・・・会計の子がミスしてくれてね」
鎮乃「おかげで、この土日は帳簿と睨み合いよ。今やっと、検算が終わった所よ」
どうやら今日も、随分と早く朝から起きていたらしい。
慎二はパソコンでやれば早いのでは？と言うも、どうやら機械オンチな教師達のせいで鎮乃はパソコンが使えない、と説明する。
そして鎮乃は違うノートを開く。
慎二「あれ？生徒会の仕事、終わったんじゃないの？」
すると鎮乃は宿題。と言い、さっさと終わらせないとね、と作業に取り掛かる。
シャープペンを走らせては、あっという間にノートを埋めていく姉に関心しながら慎二は黙って朝食の準備取り掛かる。
テーブルに食器の類いを４つ用意したりするも、現在は三人家族な我が家が、四人分の食器を用意する理由は・・・
？？？「おじゃましま～す！」
その原因が丁度やってきて、隣近所まで聞こえるような大声が続いた。
遥「うは～！良い匂い～！あ、お早う、慎くん、鎮乃ちゃん！」
慎二「ああ、お早う」
挨拶を交わすも、遥はさっさと食卓に滑り込むように腰を下ろす。
隣の家に住む、いわゆる幼馴染である遥。
同じ年ということもあり、また家族ぐるみの付き合いでもあるため、こうして朝食を一緒にすることも多い。
おなかペコペコだよ～と遥が言うも。鎮乃は遥がお腹を空かせてない時ってあるのかしら？」と問う。
遥は食いしん坊のようだ。
慎二の家では食事を作るのが当番制であり、どうやら遥は慎二が当番のときを狙って頻繁にくるそうだ。ほぼ毎日。
遥と慎二によるイチャイチャ話が始まるも耶沙が起きてきた。
耶沙「ふあぁぁ・・・あーもう、朝っぱらからうるさいな～。二階まで声が聞こえてたわよ、みんな」
慎二がちょうど、耶沙を起こしにいこうとしていたタイミングで耶沙が降りてきたようだ。
この寝癖の付いた頭の子は耶沙といい、妹である。
慎二たち３人兄弟は全員年子で姉ちゃんから順に同じ学園に通っている。
しかしながら実は慎二だけが、二人と血の繋がりがない。小さい頃にお互いの親が再婚してできた、義理の姉妹というやつだ。
慎二はふと耶沙に昨日の夜の事を問う。
慎二「て言うか、耶沙、昨日の夜は大丈夫だったのか？」
耶沙「は？大丈夫って、何が？」
慎二「何がって・・・聞こえてたんだよ、お前の部屋から。悲鳴っぽい声とか、くぐもった声みたいなのが。」
耶沙「ひっ！ま、まさかあれ、聞こえてたの！？」
慎二がそうだと答えて何をしていたのかを問うと、突然キレる耶沙。
理不尽かと思うけれど、最近に限ればそう珍しい光景でもなかったりする。
お年頃というか、反抗期というか、ここ数年で耶沙は何故か俺に対し妙に態度がきついのだ。
態度の急変が両親が海外へいってしまった時期と重なる。慎二は思春期特有の持って行き場のない感情を俺にぶつけているんだろうと、自分に言い聞かせる。
気づけば鎮乃と遥はタイミングがどうのこうのと慎二から何のことかさっぱり分からないような会話をしている。
時間もなくなってきたので強引に女三人の間に割り込んで朝食を並べる。
一同「いただきます」
遥はお味噌汁が美味しいという。そういえばさっき遥と話しているときに、毎日慎二君が作ったお味噌汁が飲みたいとか・・昔からある決まり文句とか・・言ってたような気がするけれど、何のことだろうか。
沢山食べる女達。茶碗を受け取ってはそれぞれ希望通りのご飯とおかずを渡す慎二。
鎮乃はよくそんな朝から食べられるわね。太っても知らないわよ。と耶沙と遥のほうを見てつぶやく。
太らない体質だし、ただの成長期だもの！と互いに主張するも慎二がいう。
慎二「確かに、二人とも思いっきり成長してるな」
遥「って、どこ見ていってるの慎くん！？」
耶沙「マジで最低！妹の胸見るとか、何考えてんの！」
と叱られる慎二。
別に見るくらいならいいだろ。触ったわけじゃないんだからと慎二。
エッチな事が嫌いなのに・・という耶沙と遥にボコボコにされた反省しない慎二であった。
慎二はドMになったきっかけは、こういった殴られる事が日常の中で当たり前となってはいつの日か物足りなくなりMに目覚めたのだと語る。
挙句にはもっと殴ってくれと慎二はいうも、耶沙が襲い掛かっては快楽に溺れる慎二であった。これが彼らの日常である。
鎮乃「はあ・・たまには静かに朝食を食べ終えたいわ。」
そして学校へ。
遥は教室につくなり挨拶をする
遥「みんなおはよー」
輔清「お早う、遥ちゃん」
格「おう。今日も仲良く同伴出勤だな、二人とも。ってどうしたんだ、慎二？随分と疲れてる顔してるぞ？」
左 伊藤輔清 と
中央 有馬格はこの教室の同じクラスメイトであり、遥を含めて長い付き合いの幼馴染である。輔清はキョン、格をいっちゃんと慎二は呼んでいた。
慎二に何があったんだと問うも、色々大変な目にあったと。ただそれだけだった。
輔清は思い出したかのようにそういえば。という。
輔清「慎二、今日転校生がくるらしいぞ？それもすっげえ可愛い女の子だってよ。」
格「またその話か。」
慎二「ふーん、女の子ねえ・・」
興味なさそうにするも、次第に会話はエスカーレとし結局女子について語りだす親友達。
慎二はどうなんだと聞かれるも己の性癖が問題で無理だろうと諦めているところ、輔清が遥ちゃんとくっつけばいいんだよ。と一押しする。
驚く遥。少し真面目な交際のお話になりながらも結局その話を止める慎二。
慎二は遥の気持ちにそれとなく気づいているも、自分の中できちんとした気持ちの整理がついておらず、中途半端な気持ちでそんなお付き合いできるわけがない、失礼だろ。と考えていた。
慎二は今まで人並みに恋愛経験はしたものの玉砕の連続。やっぱもう無理なんじゃないかと諦めに近い感情を持っているも。そこへ担任教師が現れては、先ほどうわさになった美少女の転校生が入ってくる。
自己紹介を始める転校生。
星美「えっと、はじめまして、阿蘇星美です。」
阿蘇 星美 （あそ のぞみ） CV：御苑生メイ
身長：158cm スリーサイズ：B89（F）/ W58/ H84 血液型：O型途端、慎二は体が石化したように硬直する。血が沸騰したように熱い。照れくさそうに挨拶を交わす星美に慎二はドキドキしていた。
昼休みになると星美の机の周りには人が集まっては生徒達が星美に色々と質問している。
親友に慎二は星美のところへ行かないのか？と問われるも、断る慎二。
これ以上接近したら自分の性癖を露にしてしまいそうであることに、慎二は焦っていた。それほどドキドキしていたのである。
意外なことに輔清もパスした。あの転校生は可愛い、だが何か引っかかると。それが何かは分からないが・・と語る。
格もキョンもかよ。と格自身も同じ事を感じているようだった。
ひそかに幼馴染と三角関係にならないことにほっとしている慎二。
星美を慎二が見ていると視線に気づいたのか星美が慎二の方を向く。
しまった！？見てたのがばれる？と焦る慎二。
視線をはずそうとするも嫌がったりとか気持ち悪がったりする素振りもなく、笑顔で見つめ返す星美。
慎二が星美に対する一目惚れを確信した瞬間であった。
慎二は親友たちに自分の思いを話すことにした。俺は星美に一目惚れしたと。
突然の事に輔清と格は懲りないなぁと言う。また振られるだけだぞと言われるも慎二は言う。
慎二「い、いいんだ！それでも、やらずに後悔するよりやって後悔しろって言うだろ？行動する事に意味があるんだよ」
星美「ふふふ、島津君は良いこというのね。あたしもそう思うわ」
突然星美が会話に入ってきたことに驚きを隠せない慎二。
今の話を聞いてた？と慎二が言うも
星美「やらずに後悔するよりってところからよ。島津君って意外と熱血キャラなんだ？」
慎二「い、いや。そういう訳でもないけど・・・」
星美の顔が近い。
そして星美は慎二を諦めないで頑張ってと励ます。そういって彼女は教室を後にした。
慎二「運命だ・・・」
覚悟を決めた慎二くんと、影ながら応援する親友達の姿が残った教室にあった。
放課後。
星美に学園の案内をする慎二の姿があった。
星美は放課後までわざわざ残って学園を案内してくれることを申し訳なさそうにいう。
慎二はそんなことない、いつでも頼ってよ！と語る。
そんな慎二に微笑む星美。笑顔を可愛いなと思う慎二。
すると星美が言う。
星美「ん？ねえ、島津君？あっちの方が騒がしいけど、あれ、なあに？」
慎二「ああ。この辺りの教室は放課後になると文化部の部室も兼ねてるから、それで騒がしいんじゃないかな」
星美「そうなのかしら？その割には、廊下がざわついてるみたいだけど？」
慎二「へ？廊下が？」
氷の女王だ！氷の女王が来たぞ！
どうやら生徒会役員達が査察を始めるようだった。
今日の査察対象は運動部であるという情報が偽情報で、実は文化部を査察するということで騒いでいるようだった。
鎮乃「これより、生徒会による強制査察を行うわ。全員、その場から動かないように！抵抗するものは、生徒会権限で拘束するわ！」
鎮乃「いいこと。部室に不要な道具も全て没収よ。各自、速やかに行動なさい」
一同「はい！」
待ってくれと頼む生徒達を次々と論破する。
そんな姿を見た慎二と星美の会話は続く。ゲームの持ち込みは確かに・・と星美は言うがそれでも多少の息抜きは必要よね。と言う。
慎二も同意しつつ、調子にのったのか鎮乃に対して恐怖政治みたいなやり方も好きじゃないな、とかあそこまでいくと、もう、怪物だよ。と言った瞬間であった。
？？？「誰が怪物ですって・・・この、愚弟！」
公衆の面前で姉を愚弄した事に激怒する鎮乃は慎二におしおきを始める。その姿をうらやましく見つめる生徒会役員。止めようとする星美。
悪かったよ姉ちゃん！と謝るも鎮乃は慎二を開放する。
星美「あの・・島津君、姉ちゃんってひょっとして二人は、姉弟なの！？」と問うも、鎮乃がそうだと答える。
星美は慎二と鎮乃の関係を知り、鎮乃もまた星美が転校してきたことを知ったのであった。
査察に抵抗する生徒を倒す鎮乃。生徒会の仕事も終わり一段落したところで、鎮乃は星美に慎二が変態であることを告げる、ドMであることは言ってないが。慎二にいじわるをする鎮乃を振り切ろうと星美を他のところへ案内しようとするも、慎二は鎮乃の足に躓いてしまった。
ほんの一瞬の出来事ではあったが、気づけば視界いっぱいに制服が広がっている。やわらかい。
星美「――へっ？」
慎二「わ～！？ち、違う！違う違う～！」
声のトーンが変わり、この体勢からでは見えていないはずなのに、ぎろりと睨まれたことが分かって、ぞっと背筋が凍る。
星美「なにすんのよ、このド変態がぁぁぁぁぁ！」
慎二「あばぶ！？」
気づけば地面とキスして、砂っぽい感触と鉄の味が口の中に広がっていた。
見上げれば、星美が唾でも吐きたそうな表情で俺を見下ろしている。
どうしようもなく冷たい視線と叩かれた頬が気持ちよくて、俺は頬が緩むのを感じた。
星美「いきなり乙女の胸を・・・この、ド変態が！」
今までに見せたことのない表情を向けられ、慎二の身体の芯がきゅんっ、と震える。
我に返った星美は慎二に謝罪をするも、鎮乃は綺麗に宙を舞ったわね。とお褒めの言葉をかける。
慎二を星美に鎮乃は慎二のことなら大丈夫よ。いつものことだからと。説明する。
叩かれてうれしそうにする慎二に鎮乃は「言ったとおりでしょ。この子は変態なのよ。」と言うも、星美は慎二を殴ってしまったために気を病まないようにと気を遣ってくれてるのね。と勘違いをする。
優しいのね慎二君。とそして叩いたことを改めて謝罪する。
慎二は悪いのは僕だよ。と言うも星美はじゃあこれでおあいこね。とカタがつく。
慎二は笑顔を見せる星美に間違いなく天使だ・・・と思いつつも用があることを思い出し、そそくさと鎮乃と慎二にさよならを言っては去っていった。
すると鎮乃はつぶやく。
鎮乃「はぁ・・慎二。まさかとは思うけど、また悪い癖が出たんじゃないでしょうね？」
慎二「わ、悪い癖って？」
鎮乃「ちょっと女の子に優しくされたら、すぐ惚れちゃう癖のことよ。あんた、昔からそうじゃない」
否定する慎二。
鎮乃「それにさっきの顔見たでしょ。あれは確実に、慎二の性癖を気持ち悪がってた顔だわ」
慎二「うっ・・確かに、そんな顔だったかも。」
とは言え、そんな先ほどのやりとりを経て、慎二の心はますます星美に掴まれてしまっていた。
絶対に星美の恋人になりたい。そう思う慎二であった。
星美「――はぁ、はぁ、はぁ・・あ、危なかった。まさか、最後の最後であんなことになるなんて」
星美「でも、ぎりぎりごまかせた・・・わよね？うん、きっと大丈夫のはず。だって島津君、逆に申し訳なさそうにしてたもんね」
本性を隠し通せたとおもっている星美であった。
そして帰宅する慎二達。
姉達に星美の事を相談しようと決めた慎二であったが、みなの前で僕の話を聞いてくれというも、鎮乃、耶沙、遥はガールズトークを続けている。
慎二「人の話を聞いて～～～！」
耶沙「ちょっと、ガールズトークに男が入ってこないでよ！これだからは慎二は・・相変わらずデリカシーないわね。」
続く耶沙の冷たい態度に慎二は昔は耶沙は可愛かったのになぁ、と過去話を始めるもあまりの恥ずかしさに耶沙が慎二に攻撃をしかける。
慎二「あががががが！？痛い痛い痛い！腕が！？足が！？ぎゃああああ！関節が曲がる方向が、違う～～～！」
耶沙「今すぐ、その口、閉じろ～～～！！」
といつもの光景であったが、事が終わり慎二に鎮乃が相談の内容を聞く。
慎二「実は、好きな女の子が出来たんだ。」
驚く遥と耶沙。鎮乃は相変わらずね。といった態度。
事情を説明するも慎二は土下座して三人に協力を頼むことに。
土下座を止める遥。その中で鎮乃は一言。
鎮乃「分かったわ。そこまで本気なんだったら、手伝ってあげるわ。」
遥「そ、そんな！？どうしてなの、鎮乃ちゃん！？慎くんを他の男に取られてもいいの！？」
耶沙「そうよ！フー姉だって困るでしょ！？なのにどうしてなの？」
あわてる二人に鎮乃は大丈夫、いいから話を合わせてとやりとりをする。
慎二のお願いを承諾する鎮乃は慎二に貴重な時間を使って協力してあげるのだから、中途半端は許さない、そのためにも条件を出すと語る。
慎二「条件？」
鎮乃「まず第一に、どんなことをされても文句を言わないこと。だから、弱音を吐いた時点でこの話は終わりよ」
厳しい条件ではあるが、それを飲みこむ慎二。
慎二「うん、分かったよ。やるよ。俺、最後までやり遂げるから。だから協力してくれ」
口だけではなんと言えると鎮乃が言うもヒモで縛られていく慎二。
そして慎二は股間を握られてしまう。痛がる慎二に、止めようとする遥に鎮乃は命令口調で言う。
鎮乃「これから毎日、いろんな方法でドMのあんたが喜びそうなことをしてあげるわ。だからそのすべてに耐えてみなさい」
遥「ええ！？なんでそんなことするの！？慎くんが可哀想だよ！？やめてあげて～！」
耶沙「そ、そうだよフー姉。さすがにそれ以上やったら、使い物にならなくなるよ！？」
鎮乃「ったく・・・まだ気づかないの、二人とも。私がなんでこんなことしてるか」
耶沙「どういうこと？」
鎮乃「いい？ドM治療に見せかけてるけど、これはむしろ、ドMを悪化させるためにやってるのよ」
遥「ど、どうしてそんなことするの？可哀想だよ？」
鎮乃「それがこの茶番を一番早く終わらせる方法だからよ。いい？これは慎二のドM耐性をあげるんじゃなくて、我慢できなくさせるためにやってるの」
遥「我慢できなくさせるため？」
鎮乃「そうよ。そうやって限界まで追い詰めれば、きっと慎二のことよ、我慢できずに、さらなるドMに目覚めるわ」
遥「え？そうなると、余計に慎くん、告白できなく・・・あっ！？」
耶沙「そっか！なるほど！さっすがフー姉！それで慎二が最初っから告白できなくさせるって方法なんだ！」
鎮乃「ようやく理解できたみたいね。なら、どうするか分かるわね？」
耶沙「ラジャー！さあ、アタシも特訓、手伝ったげる。えっと・・カミソリとかでいいのかな？」
カミソリという言葉に思わず慌てる慎二。
・・・・
・・・・・。
遥「しっかりして、慎君！」
慎二「あばぶべ！？」
落ちかけていた意識が強烈な痛みで現実に引き戻される。
安堵する遥。
鎮乃「はぁ・・・この程度で気絶なんて、先が思いやられるわね。」
慎二「この程度！？カミソリ持った姉妹に、縛り上げられた状態で迫られるのがこの程度！？」
慎二「いくら俺がドMでも、さすがに厳しいよこれは！？」
との慎二の言葉に耶沙はじゃあ諦める？と聞かれるも慎二は諦めないと答える。
カミソリはきっと脅しだ。と考えるも慎二は諦めない、最後まで頑張ると口にする。
すると鎮乃の手で慎二の治療(嘘)プレイが始まる。
こうして慎二は星美への告白を阻止されつつも、３人の女の子に玩具にされる日々が続くのであった。
体験版はここで終了ではありませんが、記事内では終わりにさせていただきます。これが大まかな、えむリア！俺がドMになったのはどう考えてもお前らが悪い WEB体験版の内容であり、この体験版だけでも今後の予想がつくかのような、ストーリーにとって重要な部分を理解できる、把握できるよう作られている。
デート回、日常回、エロシーンも多々あります。
選択肢も自分が確認したところ８つありますが、それぞれセーブして別の選択肢を選んでも見れるシーンは変わらないようです。
阿蘇 星美さん以外のエロシーンは体験版でできるストーリで全て見れます。そして最後のHシーンダイジェストで登場した女性キャラ全て、すなわち阿蘇 星美さんを含めたエロシーンを見ることができます。
パッと全てプレイし終わって思うことと言えば、主人公が羨ましいんですね。壁が足りないです。
己の性癖を利用し姉や妹、はてまた幼馴染に美少女転校生まで・・・っく。という感じでした。
特に主人公に惚れるところあったかな？と思うと、正直自分はなかったかなぁと思います。その辺の格好良いところ見せてくれればいいんですが、むしろドMなので格好悪い主人公に勝手に惚れる女性達、と考えるとそれはある意味惚れるというより魅力的なのかもしれません。(ドSな女性達にとっては)
日常回は本当ニヤけました。ドロドロした展開もないですし、もしかしたら体験版だけなのかも分かりませんが落ち着いてプレイできると思われます。ただ阿蘇 星美さんが出るとちょっとヒヤッとするかもしれませんね。
最初星美さんを見たとき、腹黒い人だなと失礼ながら思ってたんですけど予想通りでした。予想できるほどの細かな台詞にそういう風に感じさせることの出きるキャラクターを作ることができるんですから、それはそれで凄い。とも思います。
そういう狙ったキャラを作ることができるわけですから、このゲームのタイトル一部にある、「俺がドMになったのはどう考えてもお前らが悪い。」とドMになった男をプレイして見るドMユーザー達がきちんと満足できるものに仕上がっているともいえるでしょう。
僕はあまりエロゲーしたことなかったんですが、これは僕の知ってるエロゲーだなぁと思います。うん。何言ってるか分かりにくいと思いますけどね。感覚のお話になってしまっている・・。
あと、イベントシーンのイラストかなり綺麗です。イベントに使われている枚数はさほど他のエロゲーと変わりませんが、１枚１枚が丁寧に描かれていますね。
正直なところ、デート回からなにやら全て掲載したいのですが、まずどういった内容なのかをここできちんと紹介しておくべきだなという結論に至りましたので、このゲームの大事な部分を掲載し残りは感想を書く形で終えることとします。
それでは残りのイベントシーンの画像をご覧ください。
他のイラストは公式サイトにて。
えむリア！ 俺がドMになったのはどう考えてもお前らが悪い サンプルCG
ふぅ・・・今日はここまでしよう。と言うことでおしまいです。
・・ん？この選択肢、「に」が抜けてないですか？(笑)
それともまだやるつもりなんでしょうか。僕はここまでにしようとおもいます。
そして最後に島津 鎮乃より一言あるそうなので見てください。
この後めちゃくちゃ噛んでることを突っ込まれた。
ということでCarol Worksさんより「えむリア！ 俺がドMになったのはどう考えてもお前らが悪い」は2015/11/27に発売！とのことです。まだ見ぬエロシーンがあると思うと気になりますね。
それではおしまいﾉｼ
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酒とエロ漫画の日々。
2016/5/7・・・成人向けエロ漫画(雑誌)関連の感想・レビュー記事投稿数は2300件超え。新刊のエロ漫画のレビューも多め。その一つ一つの記事が1500字を超える長文でありながら更新頻度はほぼ毎日というこれ以上のエロ漫画感想ブログは見た事がないというレベルの成人向けエロ漫画(雑誌)感想ブログ。
