みつかご

抜けているようで実はしっかり者
五ヶ谷 奏撫 （いつがや かなで）　CV：東條美和子
学年：2年生　　身長：157cm　 スリーサイズ：B88（E）/ W58/ H88
学園の2年生で、主人公・総司の幼なじみ。
姉・羽耶音の手間が掛かるせいで世話焼き気質。 羽耶音を起こすのが朝の日課。
「まったくぅ」とは思うものの、それを不満や嫌とは思っていない。
髪を洗う時は目が痛くなるのを恐れて、未だにシャンプーハットが手放せない。
総司とは幼い頃に出会い、総司が引っ越すまで家族ぐるみの付き合いだった。
初恋の相手は総司だが、総司の初恋相手が姉であることを知っている。
総司と再会したことをきっかけに、温め続けていた恋心が再び動き出す。

ゆるふわ天然ボケの美少女
五ヶ谷 羽耶音 （いつがや はやね）　CV：あじ秋刀魚
学年：3年生　　身長：160cm　 スリーサイズ：B92（F）/ W59/ H91
学園の3年生で、総司の初恋相手。 総司には “ハヤ姉” と呼ばれていた。
実年齢よりも年上に見える包容力の塊。 すぐに抱きしめて 「よしよし」 と撫でて褒めてくる。
部屋の片づけを始め家事は苦手だが、お菓子作りだけはプロ並。 特にクレープは絶品。
家ではノーブラだったり、風呂あがりにバスタオル 1枚で家の中をうろついたりする。
よくふらついているが、その理由に “自己主張の激しい巨乳” がある。

ツンデレ美少女
双葉 咲希 （ふたば さき）　CV：てんぐまい
学年：2年生　　身長：150cm　 スリーサイズ：B80（B）/ W56/ H80
総司のクラスメイト。 同じくクラスメイトの奏撫とは大の仲良し。
スポーツ万能で成績優秀、クラス委員長とテニス部の部長を務めている。
コミュニケーションを取ることも得意で、周囲からは頼りにされている。
義妹の唯梨は、母の再婚相手の連れ子。
強烈に慕われていて若干引き気味だが、それでも唯梨のことは大切に思っている。
ツンデレでツン強めだが、それは臆病の裏返し。

恥ずかしがり屋のオドオド娘
双葉 唯梨 （ふたば ゆいり）　CV：萌花ちょこ
学年：1年生　　身長：153cm　 スリーサイズ：B85（D）/ W57/ H86
学園の1年生で、総司の妹と同級生。
引っ込み思案な性格で、なんとか積極的になろうと努力するものの、やや暴走気味に。
わりとすぐにテンパる。
頼りになる総司に憧れの気持ちを抱いており、親しみを込めて 「お兄さん」 と呼ぶ。
義姉の咲希は、父の再婚相手の連れ子。
咲希のことを強烈に慕っていて、「お姉ちゃんお姉ちゃんっ」 とまとわりつく。

主人公
立石 総司 （たていし そうじ）
学年：2年生　　身長：175cm
不真面目ではなく生真面目すぎもせず、成績も中の中な男子学生。
幼い頃に過ごした街へ再び戻ってきて、そこで奏撫と再会する。
ほどほどに優しく、ほどほどに人間関係に鈍い。
女性からの好意には 「思い上がりだ。俺に惚れてるなんてことはない」 と否定気味。
奏撫や咲希とはクラスメイト。
奏撫と羽耶音とは幼なじみで、羽耶音は初恋相手。
妹の連れてくる唯梨とは顔なじみだが、咲希の妹とは知らなかった。

Hシーン
体験版でのHシーン無し

ストーリー
キスは、青春の憧れ。恋の象徴。愛の儀式。古今東西、恋愛ドラマ、恋愛漫画では特別な行為とされ、少年少女は誰しもが愛しい人との口づけに夢を見る。
幼い日の過ちは、なかったことにしてほしい。親の悪影響で覚えてしまったお遊戯感覚のキスなんてノーカウントだ。幼い日の過ち、気の迷い、きまぐれな神様のイタズラで交わしてしまった、一度切りの初めてを、大切なキスを。もう一度、やり直すことはできるんだろうか。

引っ越し業者が運んでくれたダンボールも、必要なモノはおおかた開封し、主人公、立石 総司 （たていし そうじ）の部屋は部屋らしい体裁が整い、人心地ついた。今日からここが総司の新たな根城。といっても数年前の出戻りなのだが。総司は妹である、まゆりの方はどうなったかなと気にしている所、ちっとも部屋が片付かないよー！とわざとらしい声で総司に話しかけてきては、助けを求める。
そもそも、ここに越してくる前、荷物をまとめている時に、不要なモノはあらかた処分した。もう読まない漫画雑誌に単行本、昔の教科書、二度と遊ばない子供の頃のオモチャは、古本屋やリサイクルショップに売り飛ばした。よくわからないトーテムポールの置物だとか、値段がつきそうにないものは容赦なく捨てた。思い出なんてのは自分の心にあればいいんだ。いざとなれば、買い戻せばいいんだ。なお、容赦なくゴミ候補になった、手作り感溢れるトーテムポールにはどんな思い出があったのか、まったく思い出せなかった。まったく思い出せなかったってことは、きっと大したモノじゃなかったんだろう。多分。

ふと時計を見上げれば、既におやつ時の3時も回っていた。学園もそろそろ下校時間だ。時間を忘れて総司してたけど、まゆりに指摘されて、腹が空腹を訴えてくる。まゆりも、お腹が減って力が出ない。お掃除を続けられないよー。とわめいている。
何を食べるか考えていると、二丁目の角にあったスーパーの存在を思い出し、あそこの弁当が確か安くておいしかったはずなので、まゆりにそこの弁当はどうだ？と聞けば、食べたそうにあたしが買いにいくなんて言い始める。
しかし総司はまゆりの部屋がいまだにダンボール塗れであることを知っているので、寝床を確保するまで、外出禁止を命じた。
そんな総司の厳しい発言にまゆりは、母ちゃんみたい。とつぶやくのである。
総司とまゆりの両親は、旅行でしばらくこちらに帰ってこない。なので、実質家にいるのはまゆりと総司の二人だけだった。
まゆりはしぶしぶと頷き、最後にはからあげ弁当でお願いします！なんて調子良くして掃除に頼むのであった。

お供は連れずにひとりきり。昔の記憶を頼りに、近くにあったスーパーひので屋へと向かう。手繰り寄せる記憶の糸は、かれこれ数年前。総司とまゆり、そして、両親の立石家の4人家族は、ここ、光葉台に住んでいた。父親が本社から一時的に支社へと転勤。引っ越しを余儀なくされ、そしてこのたび、無事にお勤めを終え、本社勤務に戻ってきたため、俺達兄妹もまた、ここに帰ってきた。
ちなみに、両親は転勤の移動準備にプラスして、貯まりに貯まっていた有給をフル消化。結婚20周年記念！10年に1度の結婚記念日旅行(10年ぶり2度目)の真っ最中なのだ。どこだか詳しくは聞いてないけど、南米をぐるりと回ってくるとか言っていた。そんな万年ラブラブカップルを見続けたせいで、子供だった頃の総司たちにまで悪影響が出ちゃったんだよな・・。反省してんのかなと思う総司であった。


見覚えのある家に近づきながらも、すっかり見違えたなと思いながらそろそろ目的地に着く頃だと、ひので屋があると思わしき場所をキョロキョロ見渡す。
しかしスーパーひので屋があったと思われる場所も、今では全国チェーンの大手コンビニに姿を変えていた。時代の波か、不景気か。こうでもしなければ、街のスーパーは生き残れなかったのかと物寂しさを感じる総司。他にめぼしい店もないので、まゆりには期間限定のからあげ弁当を買おうと、コンビニ店内に入ろうとしたガラス越し。向こう側には買い物を終え、店外に出ようとしている女の子の姿が映る。電車と同じで、出る人優先だ。自動ドアの前で待機。
ドアが開いた瞬間、ちらりと横目で確認した制服のデザインは、明日から総司とまゆりが通う光葉台学園のモノ。思わず、鼻の穴が開いてしまうくらいの美少女だ。こんなかわいい子が普通にいるなんて、さすがは都会。光葉台学園はレベルが高い。明日からの学園生活が俄然楽しみになってきた総司。道を譲ろうとスッと横に身を寄せて、女の子と小さく会釈し合う。
まゆりの分は決まったけれど、自分の分は決まっていないので何にしようかなと探す総司。とりあえず雑誌コーナーで週刊誌でも立ち読みしてから・・と思っているところ、女の子が「ソウくん」と実に懐かしい、数年ぶりの総司の呼び名で呼んでいる事に気づく。
大きめの瞳がやけにキラキラと輝いて見えたのは潤んでいるせいだ。こんなかわいい子、自分の知り合いにいただろうか？と考えていると、女の子は覚えてないかもしれないけれど、奏撫です。と名乗る。
もしかして、カナちゃん？と数年ぶりの、コンビニ前での偶然の再会だというのに。目見麗しい変貌を遂げた幼馴染の少女は、それなりの成長を遂げたはずの総司を一瞬で看破したのだった。


なんて事を家に帰ってからコンビニ弁当で昼食を取りながら、つい今さっきの女の子との再会をまゆりに説明するや否や。妹の開いた口から、から揚げの破片がショットガンのように飛んできた。
まゆりからは運命的に再会した女の子に「よっ、久しぶりー」だけで済ませるなんてバカなの！？と言われてしまった。実際は久しぶりー。だけではなくこっちに帰ってきたから、これからよろしくなーとまでは言った。まゆりのほっぺを鷲づかみにし、バカだのアホだのよく喋るお口をギュと狭めてやる事に。
手を離してからもまゆりはたまたま行ったコンビニで幼馴染のカナちゃんと向かい合わせでバッタリ再会するなんて運命じゃん！だの恋の始まりじゃん！と目を光らせながら喋るのであった。




気づけば目を開いた視界に入ったのは、昔の家に出戻ってきたんだと実感させられるいつもと違う天井。ベッドから身体を跳ね起こした総司の最初の仕事は大抵決まっている。
総司はまゆりの部屋に行き、寝ているまゆりを起こそうとするもまだ眠いと言って起きようとしない。改めて思うにまゆりの寝起きの悪さ、お布団の大好きさは病的レベルである。
まゆりを何とか起こし朝食を取っては食器洗いまでもが総司の担当。全てを片付けて、総司とまゆりは肩を並べて、今日から通う学園への通学路を辿る。そして見えてきた新しい総司たちの学園、私立光葉台学園。
前にいた学園から編入してくる以上、学力査定の編入試験というものがある。総司とまゆりは編入試験の為、夏休みに一度、ここ、光葉台学園に脚を運んでいるのだ。落ちたが最後、敗北者の烙印を押される試験。
前日どころか移動中のギリギリまで試験内容を詰め込んでいたまゆりの脳に、学園にきた記憶は残っていなかったらしい。両親に送り届けてもらっての日帰りの強行軍だったし、生家に立ち寄って懐かしさに浸っている余裕もなかった。
どこに何があるのか全く覚えていないまゆりを見ると心配な総司であったが、学年が違うこともあってかまゆりと別れて総司も教室へ行く事になった。
教室に着くなり、久しぶりに会う人たちもいる中で、総司の新たな学園生活が始まるのであった。
















ヒロインたちと会うまでのストーリーがこのように再び親の都合で生まれ育った町に戻ってきてからなので、後は学園内で残りのヒロインである、五ヶ谷 羽耶音 （いつがや はやね）さん、双葉 咲希 （ふたば さき）さん、双葉 唯梨 （ふたば ゆいり）さんの3名と出会う形になります。
内容的にも王道展開なので、この後のどうなるのか分かりづらい・・ってこともないでしょうし、安心してヒロインとイチャイチャするシーンを見ることができるのではないかと思います。
体験版で見れたヒロインとのイチャラブシーンは、なかなかニヤけてしまうようなものが多かったですね。不快感とかそういうものもありませんし、凄く癒されました。
それに再び戻ってきた街から学園に行きヒロインたちと会うまでの話の流れが結構良い感じに速かったですし、それに立ち絵が素晴らしかったですね。エロゲーは絵が命ってどこかで聞いたことがあるんですが、リプキスではそういった絵に関することは細かなところまできちんとしているように見えます。僕は普段、あまり立ち絵とかに魅力的なものを感じないのですが、今回ばかりはそうでもなく、普通に1枚絵に大きく描かれたヒロインを見ているかのようでした。それに背景が凄まじいです。
どう凄まじいかといえば、リアルな描写とでもいうべきでしょうか。細かく言えば光の描写に関してはかなりのものです。
後はシステム関連、設定についてですが、これも良いですね。最近よくみるんですが、キーボードやマウス、タッチパネル等々に機能割り当てをするといったものなんですが、リプキスだと操作性もかなり重視しているように見えます。ウィンドウ関連、スキップ、セーブ、ロード、数多くあるコマンドを割り当てることが可能なので、プレイしにくいということもほぼないでしょう。自分がいつもプレイしているように割り当てられるので、操作性も特に問題なく快適にプレイができそうです。
体験版終えて、改めて全体的に安定感、安心感のあるエロゲーだなと思いますね。声優に関してもそうですし、絵も、設定も、シナリオも。
テキストは下固定で、文字の色はキャラによって異なりますが、今の所問題なく見えます。ゲームの操作性も問題ありません。体験版を終えることができました。ゲームの内容の傾向としては、エロゲー初心者にお勧め、家族の良さ、癒しゲー、萌えゲーです。
初めてエロゲー初心者にお勧めとか言った様な気がします。僕も初心者なんですけどね・・。