現在はエロゲーの体験版、製品版の感想、紹介をしています。
間宮 八雲 (まみや やくも) CV:小鳥居夕花学年:2年 身長:160cm スリーサイズ:B84(D)/ W58/ H86 誕生日:5月5日五つ子の長女で、一番のお姉さん的存在。明るく活発で人を惹きつける魅力があり、周囲にはいつも人が集まっていて賑やか。成績優秀・スポーツ万能。 特に水泳が得意で、海で遊ぶのが大好き。部活には所属していないものの、運動神経を買われて助っ人をすることも。シーモアではウエイトレスをしていて、人当たりの良い明るい接客で人気。実はドジっ子だけど、良太の前では完璧なお姉ちゃんとして振る舞う努力をしている。そのため良太は、八雲がドジっ子であることを知らない。良太を独占するためエッチに積極的。 新技を開発・研究し、思い付いたら即実行。さらに良太の声フェチで、良太に囁かれるだけで濡らしてしまう。
間宮 萌莉 (まみや もえり) CV:桜乃ひよ学年:2年 身長:156cm スリーサイズ:B82(C)/ W57/ H84 誕生日:5月5日五つ子の次女で、しっかり者。常識人でツッコミ役に回ることが多く、家族たちの言動に振り回されることも。意地っ張りで素直になるのが苦手なものの、良太を想う気持ちはとても強い。少女マンガを愛読しており、ベタなシチュエーションに憧れている。学園では風紀委員会に所属していて、取り締まりが特に厳しいことでちょっとした有名人。シーモアではウエイトレスをする傍ら、経理も担当している。パソコンを駆使して経営戦略を立てることも。エッチの時は恥ずかしがりつつ流されてしまい、マニアックなプレイも断れない。実はオナニー好きで、初めから感じやすく濡れやすい。 良太限定の匂いフェチでもある。
間宮 珠音 (まみや たまね) CV:月城真菜学年:2年 身長:148cm スリーサイズ:B89(F)/ W57/ H87 誕生日:5月5日五つ子の三女で、間宮家の家事を一手に担う家庭的な女の子。優しく控えめな性格で、いつでも両親や兄妹を立てようとする大和撫子。部活や委員会には所属せず、放課後は夕食の買い出しやシーモアの手伝いをしている。シーモアでは厨房に立ち、常に両親から料理の技術を学んでいる。しかし作るのも好きだが食べるのも大好きで、ちょこちょこと間食をしてしまう。そのため、他の姉妹よりもふくよかな体型であることを気にしている。健気な性格はエッチの時も発揮され、献身的な愛撫をしてくれる。イキやすい体質で、唇や舌が性感帯なので、キスやフェラでイってしまうことも……?
間宮 音琴 (まみや ねこと) CV:白野みゆき学年:2年 身長:147cm スリーサイズ:B76(A)/ W50/ H75 誕生日:5月5日五つ子の四女。 一番下で小柄なためか、姉兄たちを 「お姉ちゃん・お兄ちゃん」 と呼ぶ。いつもどこか眠たげ。 無口で何を考えているのか分かりにくい不思議な女の子。愛称は “ねこちゃん”。 家や店、学園でもマスコットキャラとして可愛がられている。良太にはとても懐いていて、いつも側にいようとする。占い部に所属していて、よく当たると評判。 活動日は占いを待つ人で行列できるほど。シーモアでもドリンクの仕事を担当しつつ、お客さんの頼みで占いをすることがある。超が付くほどの耳年増で、性的な知識は良太以上に豊富。エッチの時は好奇心と知識を武器に、サディスティックに迫ってくることが多い。
四条院 莉里香 (しじょういん りりか) CV:遥そら学年:2年 身長:158cm スリーサイズ:B85(E)/ W55/ H84 誕生日:1月24日名家である四条院家の一人娘。浜之崎市へ観光に来た際、トラブルで困っていたところを良太に助けられ一目惚れ。そして夏休み直前に公立浜之崎学園へ転校してきて、良太に求婚する。両親から溺愛されて育ったため、行動力抜群のワガママ放題な性格をしている。しかし世間離れしていてズレていることもあり、どこか憎めない。おっちょこちょいな一面もあり、学園ではよく落とし物をして良太に助けられている。人付き合いが苦手で、友達がいないのが密かなコンプレックス。性的な知識はほとんどなく、普段は気が強いがエッチの時は押しに弱くなる。マゾヒスティックな性癖があり、いじめられたり後から責められたりすると感じやすい。
主人公間宮 良太 (まみや りょうた)身長:175cm 誕生日:5月5日五つ子の中心となって家族を支える、間宮家の影の大黒柱。しっかり者でまじめな性格。 面倒見が良く、人当たりも良い。常識人のためツッコミ役に回ることが多く、器用貧乏な立ち回りになることが多い。部活や委員会には所属しておらず、放課後はシーモアの手伝いをしている。莉里香から求婚されたことに戸惑ってはいるものの、それで家族が困らずに過ごせるならと、消極的ながら婿入りも検討している。姉妹に溺愛されている自覚はあるが、“恋愛感情” ではなく “家族愛” だと思っている。そのため、今回の争奪戦には戸惑っていながら巻き込まれている状態。
間宮 京花 (まみや きょうか) CV:森谷こころ身長:162cm スリーサイズ:B92(G)/ W59/ H88 誕生日:10月5日物腰柔らかで優しい、いとこのお姉さん。良太たちのクラス担任で英語教師。 学園の落とし物を管理する 落とし物係もしている。教え子と真摯に向き合う姿勢やまじめな仕事ぶりで、同僚からも学生からも人気。友達作りが苦手な莉里香のことも気遣っている。良太のことが大好きで、公私関わりなくアピールしたり、誘惑する仕草を見せたりする。いとこ同士なら結婚できると考え続けて、両親の “結婚しろ”攻撃も受け流している。特に最近は、チャンスを狙って目を光らせている様子。
間宮 小次郎 (まみや こじろう) CV:秋月秀行身長:178cm 誕生日:6月21日五つ子たちのお父さん。娘たちにはデレデレに甘いものの、娘たちからは少し鬱陶しいと思われてしまっている。妻である陽菜には心底惚れていて、手綱を握られていることに幸せを感じているほど。職人気質の料理人で、時折 料理研究のためにふらっと旅に出てしまうことがある。そのためシーモアではあくまで調理担当であり、店長の座は陽菜に譲っている。最近では、家族たちが小次郎不在でもお店が回るように備えるようになってしまい、急にいなくなっても あまり困らないという……
間宮 陽菜 (まみや はるな) CV:六番街マリ身長:158cm スリーサイズ:B84(D)/ W56/ H86 誕生日:5月10日五つ子たちのお母さん。優しくおっとりとした良妻賢母で、常に笑顔を絶やさない穏やかな性格をしている。旦那を影から支えつつ、店長としてしっかり 『カフェ シーモア』 を守っている。若々しい見た目から、母親というよりもみんなのお姉さん的な存在。姉妹たちの恋愛模様を優しく温かく見守っており、京花の相談にも乗ることが多い。そして漏れなく良太びいきなところがあるため、よく構っている。
白井 六兵衛 (しらい ろくべえ) CV:大滝連次郎身長:173cm 誕生日:7月20日五つ子たちのクラスメイトで良太の親友。 姉妹とも一応 友人的な存在。グラビアアイドルのイメージビデオ鑑賞が趣味で、話し出すと長くなる。良太をからかいつつ気遣ってもいて、良き相談相手になってくれる頼もしい存在。しかし良太を仲間に引き入れようと、イメージビデオの良さを吹き込んでくる。
1日の終わり。全ての疲れを流しだせる癒やしと言えば、風呂の時間だと主人公である間宮 良太 (まみや りょうた)が思っていた。今日は非日常的なことがたくさんあったと思いながらも、そろそろ上がろうかと湯船を出ると、みんなの声が、扉の向こう側からきこえてくる。湯気の向こう、さらに磨りガラスでもぼやけている人影。肌色しか見えないのは、気のせいだろうか?すると5つ子である良太以外の間宮 八雲 (まみや やくも)、間宮 萌莉 (まみや もえり)、間宮 珠音 (まみや たまね)、間宮 音琴 (まみや ねこと)の全員が裸で入ってきては「お兄ちゃんが大好きだから・・」と兄弟としてではなく、男女としての好きであることを強調しながら、みんなが迫ってくるのであった。5つ子なのに、こんな事態になっているのにはもちろん理由がある。事の発端は二ヶ月ほど前に遡る・・。学生の俺達はゴールデンウィークという大型連休を迎えていたのだが、休みだからといってのんびりと羽を伸ばしていられるわけじゃない。なぜなら、うちは海辺の町でカフェを営んでいて、こうした大型連休こそが稼ぎ時だからだ。観光客の人たちで、いつも以上に賑わっているうちの店。都心から少し離れた海辺の観光地、浜之崎町で、父さんと母さんが始めたカフェレストランだ。小さな店だけど、物心ついたときからずっと手伝ってきた、大切な店だ。ずっと家族で守ってきたという誇りでもある。良太はお店の手伝いをしながら、5つ子である他の兄弟の手伝いをしている。手伝い終わるも、良太と他の兄弟のやり取りを他人が見たらまるで好きな人に接しているかのような態度であることは言うまでもなく、それでもなんとか本心を表に出さずに、いつものように冷静に振る舞っていたりする。そして、そろそろお客さんのピークが終わるから、夕方までに買い出しに行ってきてくれと、良太は実の父である間宮 小次郎 (まみや こじろう)と母の間宮 陽菜 (まみや はるな)に言われて、良太はさっさと着替えて買い物へと向かうことにした。外に出ると、日光が目を射った。まだ五月だというのに、早くも夏の気配がしはじめている。夏になったら、今年は今までと変わったことでもしてみようかな?と良太が思っていると、五つ子の四女、音琴が話しかけてきた。何でも今日の良太には「衝撃的な出会いがあるかも」と言われてしまった。何でも運命を変えるほどの出会いらしい。音琴の占いはよく当たるから妙に緊張してきた良太だったが、「ぐっどらっく、お兄ちゃん。」そういわれて無表情のまま良太を励ますと店内へと戻っていく。ためらっていても仕方ないため、良太は買い出しにいくことにした。音琴の占いを意識しないことにして、商店街へと向かった。家と駅前商店街の間に、海岸がある。砂浜へ続く階段を、一匹の野良猫が上がってきた。猫が来た方を見ていると、なんだか俺も砂浜を歩きたくなってくる。帰りは買い出しの荷物があるだろうし、先に海岸を散歩しておくかな。そう思って、砂浜へと降りていく。波の音が近くなる。生まれた時からずっと聞きなれている音。でも、俺はこの音が大好きだ。心が穏やかになっていくような優しい音に耳を澄ませて歩いていると、波の音に紛れて、小さな呟きが聞こえてきた。「なんだろう・・?」砂浜を見回してみると、思い詰めた表情で海を見つめている女の子がいた。砂浜に降りてきている観光客の人たちだって、みんな楽しそうな顔をしている。そんな中で、暗い顔をしている彼女はとても目立っていた。「あの・・・どうかしたんですか?」と、良太は思い詰めた表情をしている女の子に話しかける。女の子はハッとしたように良太を見る。目があった瞬間、一度ドクンと心臓が跳ねる。この辺りでは見かけたことがないくらい整った顔立ち。日差しと海の反射光できらきらと美しく輝く、長く黒い髪。まるでモデルか女優さんのような容姿の女の子だった。女の子はいきなり声をかけてきたことに不信感を抱きながら良太の返事に反応する。困っているようなので、もしよかったら何か手伝いましょうかと言ったものの、それを素直に受けようとせず、女の子は四条院の者として、他人の力を借りるようなことはしないと拒否する。台詞とは裏腹に、表情は心底困っているようで、このまま立ち去るのも気が引けた良太は、地元の人間だからと説明すると、女の子はわけあって急いで探さないといけないものがあると言う。しかし、最悪のタイミングというべきか、近くでしつこくナンパしていたらしい男が、ナンパ相手の連れの人に撃退されていたりしたので、もちろんその女の子も良太がそういう目的で自分に話しかけてきたんだろうと勘違いして、再度断られることに。仕方なく良太はその場を去ることにしたが、最後に警戒させて申し訳ないということと、向こうに少し歩けばコンビニがあるから、道ならそこで聞くといいですよ。駅前まで出れば交番もあるから、落し物ならそこで。と説明しその場を後にしようとすると、困っている女の子は良太がどこかへ行ってしまうことに動揺し始め、遂には「お待ちになって!」と大声で呼び止められてしまうのであった。高飛車な女の子なのか、「私を助けさせてあげると言っている」などと言い始め、挙句には「私は四条院 莉里香 (しじょういん りりか)です」と名乗り始め、敬意を払いなさい」と言い始める。なんとなく、その女の子がどういう子なのかを理解した良太は同じように自己紹介をし、莉里香が失くしたという携帯電話を探し始めるのであった。交番へ行ったり、莉里香が泊まっている浜之崎アメシストホテルへいったり、そこから駅前や海岸沿いを歩いて、道にくまなく目を向ける。携帯を探しているところに、自分の名を呼んでいる、よく見知った女性が近づいてくる。間宮 京花 (まみや きょうか)さんは、お母さんのお姉さんの娘。つまり俺達間宮家の五つ子とはいとこ同士の関係。さらに俺達が通っている「公立浜之崎学園」で英語の教師兼クラス担任までしているのだ。隣にいた莉里香を見ては「良太くんの恋人かしら?」と笑いながら言ってはいるものの、空気が一気に冷えた・・ような気がするのであった。その際、良太は京花さんに莉里香が携帯電話を失くしてしまい、一緒に探していることを説明したり、買い物を頼まれているから、京花姉さんの買い物のついででいいので、俺の代わりに買って届けてもらえないかと頼み、京花は仕方ないわねと、頼みを引き受けてくれた。これで心置きなく手伝えるということで、京花姉さんと別れたあと、再び携帯を探し始めるのであった。携帯電話を見つけたいいものの、砂まみれになっていたのだがなんとか使えるという事で、無事一件落着となった。その後店に戻ると、音琴が店の前で待っており、「わたしの占い当たった?」などと聞いてきては、「さあ、どうかな」と良太は誤魔化すものの、今日の携帯電話の一件を知っている音琴は、私はごまかせても、みんなはごまかせない。そしてみんなすごく気にしているようだったと話すのである。結論から言えば、音琴の占いは当たっていた。この5月の日から、あの夜に至るまでは、まだもう少しこの話は続く。今度は時が進んで6月の終わり頃の話になる。まぶたを焼くような、明るい陽光が部屋に差し込んでいる。良太は自分の部屋のものじゃない、撫子の花のような香りがする。心なしか温かいようなと思い、あくびでにじみだした涙を拭おうとすると、手が弾力のあるなにかに阻まれる。すると妙になまめましい吐息が至近距離で生まれ、これは、もしかしたらもしかして・・と思いながら目を開けると、「良ちゃんおはようー」と五つ子の長女である八雲姉が今日は私が良ちゃんを起こす当番ですもん。と言うものの、良太が幸せそうに寝て宝起こすのも可哀想で、もっとよく眠れるようにと添い寝をしていたとのことだった。こんなあられもない格好の八雲姉が添い寝してたなんて、想像するだけでクラクラしてくる。八雲姉は、ぐりぐりと大きな胸を押し付けてきたりする。まるで良太がドキドキしていることを察しているかのように。しかし良太はそんなことをしていては遅刻してしまう事を理由に、無理矢理部屋から押し出した後に、着替えをして廊下に出ると、階下からいい香りがするので、店の厨房で誰かが仕込みをしていると思った良太は気になって、シーモアの厨房へと向かう。厨房の扉を開けると、そこで俺の姿を見てぱあっと顔を輝かせては、良太に挨拶をする五つ子の三女、珠音が焼きあがったパンを、オーブンから取り出そうとしていた。挨拶を返し、珠音にヤケドには気をつけてと言った後、朝ごはんを食べ終えて、順当に歯磨きを終えた後に、五つ子そろっては父と母に「行ってきます」と言って登校するのであった。学園に着いては、クラスメイトで良太の親友である白井 六兵衛 (しらい ろくべえ)と挨拶を交わし、いつものように五つ子の仲をからかってきたり、エロに対してのこだわりを語っていたりと、いつものような日々を送っていた。そこへクラスの担任である京花さんが教室に入ってきては、ホールムームを始めるも、重大発表があるとのことで、クラスメイト達がざわつく。何の事かと思えば、今日はこのクラスに、女の子の転校生がやってきたとのことで、教室の扉が、おもむろに開かれて颯爽と現れた彼女は、堂々と黒板の前まで歩いて、そして自分の名前を記していく。「四条院 莉里香」。なんだか彼女には見覚えがあるし、名前も聞き覚えがある。芝居がかった口調で妙に浮いては、自分を尊敬しろとでも言いたそうな感じで自己紹介を始める。しかし良太はゴールデンウィークのときに携帯電話を探していた子だという事を思い出し、莉里香もまた良太を見つけては「見つけましたわ!」と言って、「朝夕片時もあなたを忘れたことはありませんでしたわ・・だからこそ、こうして転校までしたんです」と、どうやら良太が原因でこうして転校してきたらしい。すると莉里香は「私、あなたのことを愛しています!」と大胆な告白を始める。あなたも私に相応の愛情を抱きなさいとも良太に言い、更には婿に迎えるつもりですとまでいい始める。さすがに教室中がざわめき、良太以外の五つ子も一体どういう状況なのか理解できずに動揺していた。あの携帯を一緒に探した日から、良太に親切に助けてもらってから、ずっと惚れていたと良太に向かっていう莉里香。「私の心を奪った責任をとって、私の婿になりなさい」そう高らかに宣言する莉里香であった。波乱の始業ホームルームから、時は進んで帰り道。良太以外の五つ子全員が、ホームルームでの出来事を話しており、良太が婿になるのを反対していた。良太はあの後はあまり話もしなかったしやっぱり冗談だったんじゃないかと言っていると、のんきに構えてないでもっと自覚もってよ。そんなことじゃ、将来本当に誰かに押し切られちゃうわよとお叱りを頂くのであった。すると珠音がお店の扉が準備中になっていることを伝え、言われるまま店の扉を見ると、確かに札が準備中の文字を示していた。定休日ではないはずなのに、どうして準備中になっているのか気になった五つ子は店の中に入ることに。中に入ってみると、莉里香が良太を待っており、良太と莉里香の将来について話し合おうとしているのだった。本気な事が分かったものの、しかしながらいきなり婿だとか訳が分からない良太に、父である小次郎と母の陽菜が説明を始めるのである。良太さえよければ婚約を成立させてもいいと思っており、その理由が、このお店「シーモア」を開店する時に、両親は四条院家に資金を借りていたとのことだった。独立してこの店を持とうと決めていた時、実績もない自分達に銀行が資金を貸すのを渋るのだが、そこで四条院さんが手を差し伸べてくれて、お店はすぐに軌道に乗ったのだという。五つ子たちが生まれてきてから7人一緒にお店を切り盛りして、借金も返してきたのだが、ここ数年、シーモアは赤字経営が続いているとのこと。今はまだなんとかなってはいるものの、このままだとじりじりと経営が悪化していくことは避けられない状態。そこで莉里香は良太が婿になってくれたら、この店の借金を全て帳消しにして差し上げるというものだった。莉里香は愛する相手と結婚でき、家族は借金を完済し、赤字を気にせずにお店を続けられる、互いに損のない提案だったのだが、良太以外の五つ子たちは良太が居なくなるのは嫌だと頑なに否定し、赤字じゃなくなればいいんですよね。と今の経営を立て直すということで意見が一致する。両親は借金のこと、婚約のことについては、開店当初助けてもらった義理があって二人とも強く出られない様子だ。良太の返事がどうであれ、頑なに拒否する五つ子たちに莉里香はため息をつきながら条件を出すといい始める。その条件はこの夏の間に借金を完済することであり、これからの観光シーズンには売り上げが見込めるこのお店で、四条院家の基準で言えば不可能な数字ではないと説明し、夏休みの終わりまで待ってあげると言う。借金を完済できれば結婚の話はなかったことにすると言われ、良太以外の五つ子はその条件を満たすだけの努力をすると宣言するのであった。莉里香もまた、この夏休みが終わるまでの間、私のことを愛せるようになるかしら?とずっと黙っているわけでもなく、良太にいろいろアプローチをしていくつもりのようだった。こうして序盤のお風呂シーンに戻り、この夏の間に借金を完済し結婚の話をなかったことにするか、それとも夏の間にアプローチし続ける莉里香と結ばれ結婚することになるか、それとも借金を完済できずにそのまま結婚し、店の借金をチャラにするかというストーリーの中で、更には話し合いの中で「好きな人がいない」といってしまった良太に思いを寄せる五つ子達全員が、一人でも誰かと結ばれれば莉里香の婿にいこうとは考えないという事で、まさに時宜を得たというべきか、他の五つ子たちは皆良太に恋愛感情があったことを告白し、良太は一人を選ぶなんて出来ないというが、ハーレムでもOkと言われてしまい、ここからいつもと違った莉里香と兄弟に迫られる日常が始まるのであった。
間宮 八雲
間宮 萌莉
間宮 珠音
間宮 音琴
四条院 莉里香
その他
Hシーン体験版でのHシーンはあります。ストーリー中、体験版ストーリーを終えた後のおまけで見ることができます。
ストーリーきっかけは気まぐれか、はてまた猫さんのおかげかという所はさておき、観光に来た際にであってしまった名家のお嬢様と主人公の恋愛ストーリーが始まる・・・ということですが、良太くんのお人よしがここまで凄いものだとは。初対面の人にナンパと勘違いされて、尚且つ助けましょうかと言えば、偉そうに助けてもいいみたいに言われてよく普通に接していられますね・・という風に思いました。それも物心ついたときから家の手伝いをするなど、こういう損得で動かずに人のために動いてきたという、小さな積み重ねがこういう人として器の大きい人間となっては、普通に莉里香さんと接することができたのでしょうね。莉里香さんが良太くんに惚れては婿に迎えることを宣言してからというもの、物語が大きく動いたという感じでしょうか。良太くんの兄弟が男女という関係を持ちたいと言えたのも、ある意味では莉里香さんのお陰といえますし、こうして皆が店の現状を知ることができたのも莉里香さんのお陰ともいえます。なので、ちょっと世間離れしている莉里香さんですが、彼女がいなければ恐らく両親はギリギリまでこの店はもうダメだという事を隠していたと思えますし、本当に莉里香さんが良太くんに惚れてよかったと思える場面も多々ありました。お店について出した条件も合理的でおかしいといえるところもありませんでしたし、莉里香が転校してきてから急な展開となりましたが、ストーリーで理解できないところはなかったですね。むしろ分かりやすかったというのが一番です。それにしても初対面の子が転校してくるのっていわゆる王道展開ってやつなのかなと思いましたけど、そんな中、他のクラスメイトが居る中で大胆な告白をするっていうのは見た事がなかったので、これまた新しいパターンが生まれたと思いました。そして莉里香さんの事ですが、名家と言われる中で彼女はどんな風に溺愛されて育ってきたのかという過程が見たいなとも思えます。何故ならお嬢様キャラが言うであろう「ごきげんよう」とかお嬢様らしい挨拶が見られないからですね。もしかしてその「ごきげんよう」っていうのは、実はそんなお嬢様が言う言葉でもなかったりするのかなと思ったり。しかし兄弟全員が良太くんを好きでいることには驚きましたけれど、あの莉里香さんの対応見たあとだと、嗚呼確かにと思えてしまいますし、それならまだいいんですが、先生という立場でありながらも良太くんを狙っている従姉の京花さんも目を光らせているといったハーレムっぷりですので、これはもう一人といわず全員と結ばれてくれないかなとさえ思いました。テキストは下固定の白文字で、初期設定で問題ありません。ゲームの操作性も問題なく、体験版を終えることができました。ストーリーの傾向としては、家族の良さ、スリリングな展開、萌えゲーとしての要素があります。それにしても、結婚の話が無くなったとして莉里香さんは良太くんの事が好きなわけですし、絶対と言っていいほど悲しむであろうことが予想できますね。「そんなに私と一緒にいたくなかったんだ」とか「良太くんと一緒に居られない」とか。選択肢によって結婚することになっても、結婚の話がなかったことなっても、恐らく良太くんのことですから莉里香さんの事を悲しませないように慰めたりして上手くいつもの日常が続きそうな気がするので、ヒロインの誰かが嫌な思いをし続けるっていう展開はほぼないんじゃないかな?とも思いました。
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