みつかご

時谷 忍 （ときたに しのぶ）　CV：奏雨
ストレートロングの黒髪が特徴の、クールな雰囲気を漂わせる美少女。
美柿野学園の 2年生で、主人公・一春の二卵性双生児、双子の妹――
ということになっているが、実はまったく血の繋がりのない他人。 義妹ならぬ偽妹。
幼少期のとある事件をキッカケに、世間をだまして一春と二人きりで生きてきた。
兄と違い、人望があり生徒会長まで務めている。
が、それはあくまでも外面であり、その実体は兄大好きな病的なまでのブラコン妹。
あらゆる手を尽くして兄を誘惑し、既成事実を作るタイミングを虎視眈々と狙っている。
一春同様この世は非情な荒野と考え、これまで多くの辛酸を一春と共になめてきた苦労人。
今まで自分を守ってくれた一春に心酔し、「この恩を返すために処女も命も捧げる」 と家では公言してはばからない。

宮本 遊花 （みやもと ゆか）　CV：羽鳥いち
世話焼きで優しく、読者モデルもしている大衆食堂の看板娘。
一春とはクラスメイトで幼なじみ。 お互いを名前で呼び捨て合う仲。
ひとつ下の弟がおり、その弟を 「ウザイ」 と言いつつも可愛がっている。
今度 グラドルになるという話も出ていて、芸能プロに仮所属している。
勉強はあまりしないので、成績は一春とともに下降線を辿り気味。
飾らない性格で、男女共に人気がある。
一春の隠された優しさを知っており、夕飯のおすそ分けをしたりと何かと世話を焼いてくれる。
しかし、ややツンデレ属性で怒るとやかましい。
忍を除けば最も一春との付き合いが長い人物だが、一春と忍の真の関係は知らない。
口にはしないが、一春も遊花のことは憎からず思っている。
そのため忍にとって、遊花は要注意人物の筆頭。

田中 寧々子 （たなか ねねこ）　CV：小林由依
一春のバイト先の一つである飛行場倉庫の先輩。
ひとつ年上で、チームの責任者でもあり “田中チーフ” と呼ばれている。
無免許でフォークリフトを操ったり トラックの運ちゃんとケンカしたりと、破天荒で強気。
さっぱりとした男前な少女。
一春をイジって遊びつつも、何かと目をかけて助けてくれる。
おかげで一春が頭の上がらない数少ない人物。
後に一春の通う学園の上級生であると発覚し、学園でもイジられることになる。
美柿野学園の 3年生。 学園での呼び名は “田中先輩、寧々子先輩”。
多くは語らないが、主人公同様複雑な家庭環境に育ち、たまに陰のある面も垣間見せる。

川津 翼 （かわつ つばさ）　CV：美月
学園に突如として現れた謎の美少女。
制服が違うので他校の学生と思われるが、詳細は不明。
神出鬼没で、教師たちも手を焼いている。
一春が屋上で授業をさぼっていると何故かよく遭遇することがある。
内向的な性格で、長い前髪で顔を隠して見知らぬ相手にはバリアーを張っている。
だが、芯は強く気丈な一面も持っている。 まじめな子。
心を開いた相手には甘える傾向があり、一度なつくと子犬のように離れなくなる。

主人公
時谷 一春 （ときたに かずはる）
唯一の家族である忍を守ることが使命だと考えている、孤高気味な少年。
美柿野学園 2年生。 幼少期の悲惨な境遇が原因で、シニカルかつ排他的な性格。
だが、本人は自覚していないがわりと世話好き。 困っている人を見ると面倒をみてしまう。
ツッコミ属性。
社会を無法の荒野ととらえ、いかに自分のような弱者が生き残っていくかを常に考えている。
そのため、多くのバイトをこなしている苦労人。
基本一匹狼だが、仲間と認めた者にはたまに本音を垣間見せ、時におせっかいを焼く。

多々良 真奈美 （たたら まなみ）　CV：榊原ゆい
一春たちが住む学生寮の寮監の娘。
見た目も実年齢もバリバリのロリっ子。 関西弁を話す。
子供らしからぬ大人びた言動とシニカルなジョークで、寮内では一目置かれた存在。
合鍵を使って誰の部屋でも勝手に上がりこみ、時にはお菓子をもらうというちゃっかりした性格。
一春と昌平に対してのみ、辛辣な物言いをしてイジリ喜ぶ Sっ気のあるロリ美少女。
（一春たちに対する捻くれた親愛の表現であり、周囲もそれは知っている。）
両親に捨てられたため、実は寂しい気持ちを常に抱えて生きている。
だが、それを決して表には出さない強い少女。

南野 昌平 （みなみの しょうへい）
一春のクラスメイトで親友 （と本人が勝手に思っている）。
茶髪にロン毛のイケメンで、一見チャラく見られがちだが、実は友情に厚い男気のある少年。
家はちょっとした極道さんで、周囲からは敬遠されている （本人はヤクザが大嫌い）。
当然進学校では浮き気味なので、同じく一匹狼属性の一春によくカラんで五月蝿がられている。
一春は昌平以外の男子とは口をきこうとすらしないので、ある意味 友人と認めているのかもしれない。
成績は落第点ギリギリだが世間知には長け、一春以外のクラスメイトは “ただのガキ” だと思っている。
金に困って昼食を摂らない一春に、さりげなくメシを奢るなど気遣いを見せるいいヤツ。
時給がいいからと、一緒にホストやキャバレーの呼び込みなど危険なバイトをすることもある。

多々良 泰然 （たたら たいぜん）
美柿野学園の学園長。 一春と忍が幼くして家を出た際、何かと面倒を見た後見人的人物。
迫力のある風貌で、やり手でダンディな雰囲気の男。 風格があり、皆に一目置かれている。
事実、いくつもの私立学園の経営も行なっている優秀な経営者。
一春と忍に事情も聞かず経済的支援を行ったとてつもなくいい人であり、
一春は内心非常に感謝しているが、つい生意気な口をきいてしまう。
時には一春と一緒になって悪ふざけをする、子供のような一面も持っている。
また、両親が蒸発して寂しがっている孫娘の真奈美を溺愛している。
そのため、たびたび真奈美のいる寮にやってきては様子を伺っている。
なお、オフモードではいつもジャージで過ごす緩い一面を持つ。